2016/02/06

つながり

1週間ほど前になりますが、『日本語教育 学のデザイン―その地と図を描く―』という本の出版イベントに行ってきました。

これまで私が行ってた日本語教育のイベントでは、「学校で日本語教えてます」という人がほとんどだったのですが、今回はいろんな場所でいろんな形で日本語教育に興味がある人が集まった、という印象でした。
日本語教育の幅の広さを改めて感じました。

イベントの後半は、以下のテーマで話し合いがありました。
① これからの10 年間で日本語教育を取り巻く環境はどのように変化していくでしょうか?
② わたしたち、日本語教育に関わる者は10 年後、どのような存在になりたいですか?

参加した人たちの日本語教育への関わり方は様々であるにもかかわらず、問題意識はけっこう似たところにありそうでした。特に、「みんなで対話してつながっていこうよ」というところがいちばん強く共有されてようです。
今、いろんなところで「つながり」とか「対話」と言われていますが、実際はなかなかつながれていないのが現状かなと思います。

つながるためには何かを発信していく必要があるんだろうなと最近考えています。
必ずしも強いメッセージを「発信する」のでなくても、モヤモヤしてることを話してみる、でもいいかもしれません。
そういう場があちこちにできてきて、互いの考えや気持ちがつながっていけばいいなと思っています。
そこから、「何かしようよ」「こんなのどうかな?」とコトが動いていくのではないでしょうか。
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2016/01/07

2016年新年の抱負

つながろうねっトの「第3回みんなでブログを書こう」企画に参加します。
すっかり放置してしまっているこのブログですが、ログインできて良かったです。

今年の個人的抱負ナンバー1は脱ペーパードライバーなんですが、「日本語教育編」で言うと、
ここしばらく日本語教師業をお休みしているので、何らかの形で学習者に関われることがしたいです。
それがどういう形になるのかまだわかりませんが・・・。
まずは小さいステップでやっていきたいと思います。
2012/05/06

今がんばっていること

「みんなでブログを書こう」企画第2弾のお題『今がんばっていること』で書いてみます。
うーん、今がんばっていること…なんでしょうね。意外に難しいお題です。
 
 正直、この1年は新しい場所に来て、今までと異なる勤務形態、教育システム、学習者etc.の様子を掴んで、その中で自分に出来ることをただやっていくことで精一杯でした。これまで問題なく出来ていたことが出来なくなったり、逆に別の可能性を感じたり、ひたすら日々の授業について考え試行錯誤する毎日でした。まさしく「“自転車操業”とはこのことか!」という1年だったと思います。
まあ、そうやって授業を積み重ねていく中で、もう少し深めていけそうなところや改善できそうなところが見えてきたと考えれば、あながち悪くはない1年だったのかもしれません。
次の1年はもう少し腰を落ち着けてもっと広い視野で、授業実践と研究を具体化していきたいです。1年後、「今、取り組んでいる事はこれこれです」と具体的に話せるようにするのがとりあえずの目標でしょうか。

お題とは少しずれてしまったかもしれませんが、この土地での最初の1年が終わりつつある今、感じていることです。
2012/04/28

Etienne Wenger

再開しますと言っておきながら、「ブログを書こう」企画しか更新しないのもアレなので、ちょっと書いてみます。
(ちなみに、次回の「ブログを書こう」は明日からだそうです。詳しくはこちら→みんなでブログを書こう! 第2回(今がんばっていること・取り組んでいること(日本語教育編)

きのう、香港大学であったWengerの講演会に行ってきました。
正統的周辺参加論のLaveじゃないほうです。
学部時代の指導教官がこのコンセプトを積極的に取り込んでらっしゃった(直接そうだと聞いたわけではないけど、きっとそうだと思う。)り、前勤務校で立ち上げた活動の基本的な考えはここに拠っていたりするので、個人的に愛着ある理論です。

ウェンガー先生、色々なことをおっしゃっていたんですが、特に印象に残ったのは、「意味が学びを推進させる」ということ。
本当にそうです。その通り!全く意味を見出せないものを学ぼうなんて思わないですよね。
ただ、最近とみに思うのは、「意味」って何だろう?ということです。
学習者それぞれにとっての「意味」というものは違うはずですし、時間が経つとまた変わってくる可能性もあるでしょう。
教師は学習者が「意味」を感じられるように何ができるんでしょうか。
・・・などなど、講演を聞きながらぐるぐると考えていました。

また、講演の最後は教師のアイデンティティの重要性にも触れ、自分がなぜそれをそのように教えるのかを考えることが大事だとおっしゃってました。
そうですよね。じゃないと、単なるティーチングマシーンですよね。
どちらかといえば、これまでインタビューなどで学習者の話を聞いたりすることが多かったのですが、これからはそれと同じぐらい「教師(であり一人間)である自分とその教育活動」も客観的に(そして深く)振り返らないといけないなと思います。自分のことを振り返るって結構しんどいですけどね・・・。がんばりますー
2012/01/26

わたしが日本語教師になったわけ

ブログ企画「わたしが日本語教師になったわけ」に参加してみます。

日本語教師という存在を最初に知ったのは高校生のときでした。
大学でどんな勉強ができるのか調べていて、日本語教育というものがたまたま目に留まり
「いいかも」と思いました。
小さい頃は小学校の先生になりたかったので、教育関係ということで興味を持ったのかもしれません。
また、子ども時代に海外生活が長かったこともあり
日本語教育という響きに外国との繋がりが感じられたのも惹かれた理由の一つかなと今になって思います。
といっても、一番の決定打は、試験を大の苦手の数学ではなくて日本史で受験できるという点でしたが。

こうして無事合格し、大学では日本語教育(厳密に言えば、日本語学)を専攻しました。
在学中は実習やボランティアで地域の日本語教室の日本語教育に携わったりしていました。
そして、大学三年生の秋になり、就職活動の時期が迫ってきました。
大学での実習などを通して経験した日本語教育への道が気になりつつも、
食べていくのが難しい職業だということも充分に認識していたので、ひとまず普通に民間企業への就職活動を始めました。
でも、就職説明会へ行ったり周りの就活生と話したりする中で、やっぱり日本語教育の方がしたいなと感じていました。
日本語教育のやりがいに目覚めてしまっていたのと、企業に就職するよりも自分の人生を自分で決められるような気がしたのです。一般企業だと、希望職種を出せるとしても結局は会社に「あなたは営業」とか決められるようでしたし、勤務地も会社が決定してそれに従わなければならないので…。上でも書いたように、いわゆる「帰国子女」だったこともあるのか、このまま一生日本で暮らしていくことになんとなく閉塞感を感じていました。
それで、就職活動を辞めて、大学院に進学することにしました。
口で言えば簡単ですが、この決定をするのはなかなか勇気が要りました。
普通に就職した方がよっぽど安定はしているわけですし。
当時は夜な夜ないろんな人と飲み歩いて相談させてもらってました。お酒の味を本当に覚えたのもこの頃でした。

そんなこんなで大学院進学を決めて、次はどの大学院にするかという問題。
学部時代を過ごした大学はとても居心地が良かったし、環境も良い方だったと思うのですが、
結局は海外の院にいくことにしました。
これは、興味があった分野が海外の院のほうが勉強しやすそうだったのと、単純に日本を出たいという気持ちがあったからです。
そんなこんなでハワイ大学に入って、ますます日本語教育にどっぷり浸かり、修了時はもう迷うこともなくなっていました。
2008/05/23

Language Experience: American Sign Language

先日、ハワイの英語教師会でlanguage experienceというイベントがありました。
去年も書きましたが、
「いつも言葉を教えている先生。教えるのはいいですが、生徒の気持ち忘れていませんか?」を合い言葉(?)に、実際に言語を学ぶ経験をすることで生徒の気持ちになろうというイベントです。

去年の対象言語はフランス語でしたが、今年のはAmerican Sign Language。手話です。
普通、「言語」といってぱっと思い浮かぶのは英語だとか日本語だとかタイ語ですが、手話も立派な言語なんですねー。ちなみに、Wikipediaによると、言語の定義は

言語(げんご)とは、コミュニケーションのための記号の体系。狭義には人間の音声による言葉を指すが、広義には身振りなど音声以外の要素も含む。また、動物間のコミュニケーションや、コンピュータに指示するための記号体系を指す場合もある。

だそうです。

そんなこんなでALSを習ったわけですが、この先生、どこかで見たことあると思えば、先日の卒業式で手話通訳をしていた人でした。アリーナの正面スクリーンにずっと写ってたので、覚えてたんですよね。今シーズンだけで、3つの卒業式で通訳をしたそうです。
ASLexperience.jpg

授業もとっても楽しくて、基本的な色だとか簡単な単語(男とか女とか)を習いました。先生は英語を使うことなく、ずっと身振り手振りで手話を教えてくれて、直接法で教える・習うってことを久々に体験しました。私、最近ちょっと授業で英語使いすぎてるかなーと反省もしてみたり。先生の人柄もすごく楽しくて、ひさしぶりに生徒側の気分になれました。いつも気をつけてはいるつもりでも、学生側の気持ちっていうのをリアルに実感することってやっぱり大切だなーと。

そして、このイベントをもって運営側から降りることになりました。仕事がめんどくさかったこともありましたが、楽しかったかな。次のイベントのときはハワイにもういないかもしれないなーと思うと残念です。
2008/03/21

今学期終了

昨日をもって今学期、終了しました。教えてる方のがっこーの。四学期制なので、ウィンター・タームが終わったというわけです。教えられてる(?)方のがっこーはまだまだ5月まであります(授業とってないから、あまり関係ないけど)。

来学期はもう教えないので、あとは成績を提出すれば任務完了ということに。
それにしても、成績を出すのって難しいです。たとえば、BとB+のボーダーにいる人とか、どうしようかと思ってしまいます。私としては迷ったときは良い方の成績をあげたいんですが…。
でも、BにするかB+にするかってそこまで大きな問題かなって気はします(もちろん、学生さんからすれば、成績で奨学金や進学がかかっていたりするので、慎重にしないといけないですが)。それよりも、もっと評価を通して学習者が自分の日本語学習を内省できることが重要じゃないかなと思います。あと、私の方からもっと丁寧なフィードバックができれば(←これは、個人面談やったり文章でのフィードバックをしたり、最終成績以外のところで少しはやろうとしているのですが…う~ん)。
成績の数字が前面に出てしまって、肝心なその裏にある学習自体が見えなくなったらいかんなぁと思います。なんかいい方法ないですかねえ。ポートフォリオとか???でも、どっちにしろ学校である以上はletter gradeで成績を出さないといけないんですよね。これからちょっと時間ができるので、評価法について少し勉強してみようかと思います。(解放感からついつい遊んじゃう予感満点だけど…
2007/08/05

CASTEL-J

昨日から3日間、ハワイでCASTEL-Jという学会が行われています。
正式名称は、えーと・・・"Computer Assisted Systems for Teaching and Learning Japanese"と舌を噛みそうに長いんですが、コンピューターを使った日本語教育についての大会です。

で、行ってきたわけなんです。
昨日の発表で面白かったのは、参加型授業で文化を学習するという実践報告。
まず、「『文化』って何?」というところから始まって、具体的な活動を紹介してたんですが、どれもためになりました。
その発表で指摘されてたのは、今の日本語教育で扱われている文化は「知識としての文化」が多いということ。つまり、文化を「ある集団が所有する固定的なもの」と捉え、学習者はそれを知識として取り入れていくという考え。よくある「日本人は謙虚にふるまう」というのもこれに入るそうです。でも、この文化の捉え方だと多様性とか時代による変化を無視しがちだということでした。そこで、もっと文化を違うふうに捉えようということで、文化は「相互構築されるもの」という考えを紹介していました。あんまり書くと発表の内容をまるまる書くことになるので省略しますけど・・・。
で、その後に続いた活動の実践報告も具体的で、「私もやってみようかなあ」と思いました 
この学会、まだあと2日あるので、時間をみつけて行きたいです。
2007/07/04

1週間と2日

さてさて、今日は少し時間ができたので、こうしてブログを書いています。
なかなかブログとかメールを書く時間もないんですよねぇ・・・。ふ~。
でも、その分かなり充実してますよ。

この前の日曜にはうちのクラスともう一つのクラスの学生が合同で企画した「祭り」がありました。gakusei.jpg

短い時間でしたけど、みんな一生懸命に企画・製作・運営して他の学生たちも楽しんでいましたよ。

また、この写真は夜プログラムというアクティビティで先生たちが日本の文化を教えているところ。
このコーナーでは「日本のトイレ」について教えています。

gakusei2.jpg

いやぁ、体はってますねぇ・・・。
洋式トイレにはたくさんボタンがあり(アメリカにはウォッシュレットはない)、和式は尻もちをつかないようにするのがポイントだそうです。
なるほどぉ~
そして、この先生たち、トイレの歌も作っていました。
頭からなかなか離れません・・・。
  ♪♪洋式トイレ、洋式トイレ、アチャチャチャチャチャチャチャチャ
    洋式トイレ、洋式トイレ、たくさんボタンがある♪
    和式トイレ、和式トイレ、アチャチャチャチャチャチャチャチャ
    和式トイレ、和式トイレ、気を付けてください♪♪♪
2007/06/25

OFF

到着してから1週間、最初のセッションの子どもたちが無事にきのう帰宅し、私たちスタッフは今日の午後までの24時間オフをもらいました。
昨晩はコインランドリーに洗濯に行って、その後みんなで飲みました。
明日からはいよいよ4週間プログラムが開始!私の仕事も本格始動です。プランニングに追われる日々になります・・・。でも楽しみ☆

さてさて、このキャンプではスタッフは子どもたちと同じ部屋で寝ます。
この前、夜に仕事をしてから部屋にこっそり戻って寝ようとしたら、部屋の子どもが寝言を言っていました。たった二言、「ごめん・・・わたし・・・」と言っただけだったのですが、感心しました。だって、この子は別に日本語を普段勉強しているわけでもなく、ほとんど日本語ができないと言ってもいい子だから。それが2週間キャンプに来て生活するうちに寝言を日本語で言うようになるってすごいと思いませんか?私は未だに英語で夢を見ることはあまりありませんもん・・・。翌朝、本人に日本語で寝言を言ってたよと伝えたところ、自分でも驚いていました。
ぶっちゃけ、2週間キャンプに来たからといって、それほどの語学力アップが期待できるわけはありません。でも、こういう小さな体験をたくさん積み重ねていけることは、単に言語力の獲得という以上の収穫なんじゃないかなあと思いました。(それが先生に怒られてる夢であっても。笑)

残り4週間も頑張りま~す。
mori.jpg

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